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元気です!

悲しい報告から長々と更新していなかったので、「まだ泣いてるのか!」と心配されそうですね。

最近はスマホ生活になってしまったので、気軽に更新できるフェイスブックばかり書いてます…

しばらくはいつも頭の片隅に悲しみが住み着いていましたが、

今は悲しみよりもヴィエナへの感謝の気持ちの方が大きいです。



ヴィエナが天使になってから、つくづく感じたこと。

エールとシャロンにはなんの変化もありませんでした。

エールとシャロン、そして私たち夫婦が結成する群れのバランスの中にまだヴィエナが組み込まれているからです。


最近、多頭飼いをしている方が増えてきましたが、

「バランスの良い群れ」を結成されている飼い主さんは残念ながらあまりいません…。

バランスの良い群れは犬だけの群れではなく、飼い主全員を含みます。



「エールとヴィエナとシャロンの中でリーダー格は誰ですか?」と聞いてきた方がいます。



そんなもんいませんよ。



3頭の生活、行動、環境すべてを仕切っているリーダーは飼い主である人間です。

リーダーになるということはどういうことでしょう?

怖い飼い主になることでも、優しい飼い主になることでもなく、

その群れの責任をとれる立場になることです。

その群れを守ってやる強さ、頭の良さを求められます。

可愛いだけでは犬を守ってあげられません。

群れのために食料を調達し、安全で安心できる環境をつくらなければいけないのです。

犬にそんな責任を負わせたら、人間界でいう「犬の問題行動」が起こります。

吠えたり守ったり、頼りない飼い主のかわりに一生懸命頑張っちゃってくれます。

そんな苦労を可愛い愛犬にさせないために、

飼い主は犬を犬として知り、扱い、守ってあげるリーダーになってください。



私の家には犬連れのお客様がたくさんきます。

狭いリビングに見ず知らずの犬を穏やかに迎え入れることができるのは、

「空間」も「環境」も「お客様」も「お客様の犬」もすべて飼い主の物だからです。

エールもヴィエナもシャロンも「飼い主がいいなら別にいい」と思っているから、

他の犬が入ってきてもなんとも思っていません。

もし、他の犬を拒絶する犬が来れば、「スペースを空けてあげなさい」と

私の犬をコントロールすればいいだけです。



おっと、久々に書いたブログなのに、なんだか難しく書いてしまいました。

3頭から2頭になってしまい、残った犬のことをとても心配していましたが、

日頃からバランスの良い群れを作っていれば、犬達は仲間の死を穏やかに

迎え入れてくれると、犬に教えられました。

犬は過去を悔やんだり、未来を心配したりしない動物。

人間のほうがずっとずっと弱いのかもしれませんね。



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犬の死と向き合う

お久しぶりです。

数ヶ月ぶりの更新なのに、いきなり「犬の死と向き合う」なんてタイトルでごめんなさい。

本日(10月12日)の13時50分に、我が家の次女犬ヴィエナが息を引き取りました。

ゴールデンレトリバーのメス。8歳9ヶ月。

朝ご飯を完食し、完璧なうんちをし、庭で遊んでいる私とエールとシャロンを見て嬉しそうに吠え、昼前に遊びに来た百福母に喜びすぎて飛びついて叱られていたのに…

12時半ころに排泄をさせようとハウスを開けたのに出てこないので、すぐに「おかしい!」と気付いて口の中を見たら歯茎が白くなっていました。毛並みや顔つきもいつもと違っていました。その瞬間、ヴィエナとの別れが来たことがなんとなくわかりました。

すぐに獣医さんに連絡して、お昼休み中にも関わらず診てもらい、そのまま入院して点滴。

私が家に帰った途端、「急変しましたのですぐに来てください」と連絡が来ました。

車を飛ばして獣医さんのところに到着したら、呼吸はしていましたがもうすでに意識がない状態。脈拍を見た瞬間、「もうだめなんだ」と悟りました。

息のある間に家に連れて帰ってあげたい、エールとシャロンに会わせてあげたいという気持ちも虚しく、車に乗せた時に息を引き取りました。

私が到着するまでに、一度呼吸が止まった時に獣医さんが蘇生をしてくれて、生きた状態で会わせてくれたそうで、私が到着して10分ほどで心臓が止まりました。


朝からいつも以上に元気いっぱいだったのに、12時半に「おかしい!」と気付いてから、たった1時間20分の出来事でした。



「犬の死と向き合う」


ヴィエナを失ってしまった今、自分でも信じられないぐらいに冷静で落ち着いています。

まだ温かい体にブラシをかけ、本当は昨日やる予定だった爪切りとパット周りの毛をカットし、髭も綺麗に切りました。

出張中でちょうど今日帰る予定だった旦那に連絡をして、今夜はヴィエナと添い寝してあげようと思い、キャンプ用のエアベッドを黙々と膨らましていました。


ヴィエナを失ったこれから先のことを考えようとするのですが、

「もう、ゴミ箱にフタしなくてええんやなぁ。」とか、「盗み食い防止のためになんでもテーブルの奥に食べ物を置く必要がないんやなぁ」とか、「ピンポンが鳴っても、冷静にヴィエナを制止しながら対応する必要もなくなるんやなぁ」とか、「散歩中に食べ物が落ちていても、早めに気付いて舌打ちで警告する必要がないんやなぁ」とか…しか浮かばないんです、笑。

破天荒ではちゃめちゃで能天気な割にビビリなヴィエナ。

私が一番苦労した犬。

ヴィエナに苦労させられたからこそ、犬のしつけで悩む人の気持ちがわかり、知識を蓄積してドッグトレーナーになった私。

ヴィエナがいたからこそ、引っ張りや吠えや興奮、不安定を克服するノウハウを必死で学ぶことができたのかもしれません。

ヴィエナは私の人生を変えるために私の元にやってきたのかな。



今年の夏に「なんとなく違和感」を感じて血液検査をしたところ、肝臓の数値は異常に高いことが判明。「今年いっぱいもたないかもしれない」とその頃から別れを覚悟していたので、とても冷静でいられるのかもしれません。

「犬の死と向き合う」



犬は人間の何倍ものスピードで年をとります。

「今年できていたことが、来年にはできなくなるかもしれない」

ここ数年、ずっと心がけていた事です。

死を理解できない犬だからこそ、その瞬間瞬間を大事に付き合ってきました。


今、ヴィエナは私の横で永遠の眠りについています。

なんだかとても満足げな表情で、とても死んでいるとは思えないぐらい穏やかです。

今日は三連休の中日。

先週だったら私は大阪にいたのでヴィエナと最後のお別れができなかった。

明日は私も旦那も休日。

まるで、この日を選んだかのように旅立って行きました。

苦しむこともなく、寝込むこともなく。

表現が変ですが、まさに「最後の最後まで元気いっぱいのまま」で逝ってしまいました。

いつも面倒ばかり起こしていたハチャメチャコメディアンドッグだったのに、最後の最後に迷惑をかけないなんて、本当にヴィエナらしいです。


ヴィエナのことを可愛がってくださった皆様、今までありがとうございました。


尚、私個人の主義として、お花などのお供えは固くお断りさせていただきます。
ごめんなさい。ご了承ください。

17日まで、メールの返信が遅くなります。

こんにちわ!
なかなか更新できずにいたら、友人から「どうしたの?」とメールが届きました。

大丈夫です。毎日、とても忙しく充実した日々を送っております!

落ち着いたら「レッスンに関する勉強会」のブログをアップします。

さて、明日から17日までは、メールの返信が遅くなるかもしれませんのでご了承ください。

皆様、楽しい夏休みを過ごしましょう!

北海道に戻りました

昨日、北海道に戻りました。


メールの返信もできますので、よろしくお願い致します。


GW前に受講予定だった方もご迷惑をおかけして申し訳ございません…



実は、身内に不幸がありまして、急遽、飛行機で東京に向かっていました。


我が家の犬達は、訓練士さんに託して4泊5日。


我が家の犬の事を熟知している方なので、訓練士さんのご自宅で


のんびり過ごさせてもらっていたようで、生き生きと過ごす姿を


メールで送ってもらい安心できました。


ドッグランで毎日遊んでもらっていたようで、うちにいるより元気そうだったわ。


お迎えに行ったら、「不審者」と思ったようで吠えられました…。





うちのように、実家が本州にあると緊急時に「犬も一緒に…」って事が


なかなかできません。大型犬3頭だと飛行機に乗れても現地での移動に


車が必要になりますし。


フェリーだと移動に時間がかかりすぎて緊急時の対応もできません。


そんなときのためにも、日頃から「他人に預けられる犬に


育てておくべきっ!」を痛感した出来事でした。


普段から、自分の犬を安心して預けられるところを何箇所か考えておいて、


社会勉強を兼ねてお泊りさせておくと良いと思いますよ~。


訓練士さんの「またいつでもどうぞ~♪」の言葉に感謝感謝でした。



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あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます。


新しい年がはじまりましたね。


年末年始は、吠えかかりのあるワンコのトレーニングでした。


じっくり観察しながら、その犬に合った答えを見つけ出す。


近所の犬たちに協力もあり、最後にはたくさんの犬の群れに


いれても静かに座ってハンドラーを見上げていられるまでに。


この犬は、他の犬が嫌いだから吠え掛かるのではなく、


「いつでも必ず遊べる」と判断していたのです。


「いつでも他の犬と遊べるのではない。ハンドラーに決定権がある」を


教えなければならないのです。


まずは、飼い主さんがその決定権を行使できる立場に立つのが大事。


ほとんどの飼い主さんは、犬を可愛がりすぎることで、決定権を犬に


譲ってしまっていますよ。


今年は、飼い主と犬との関係作りを重視したレッスンを展開していきたいと


思います。



今年も良い一年でありますように!


エール

プロフィール

CalmDog

Author:CalmDog
札幌市で開業した「Calm Dog(カームドッグ)~飼い主塾~」は、犬ではなく飼い主に向けたトレーニングプランをご提案します。トレーニングは、座学「飼い主学」を学んでから。「犬」という動物を知れば、きっと素晴らしい絆が生まれます。

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