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ツルツル路面で引っ張ります…

先日のレッスンは、なんと!


CalmDogのレッスン始まって以来の大物です(笑)。


バーニーズマウンテンドッグ、メイちゃん。


1歳半の女の子。


体重が、なんと44kg!


飼い主さんのお悩みが「興奮」と「散歩時の引っ張り」、


「ピンポン吠え」です。


体重44kgの超大型犬の依頼にワクワクしながら行って参りました~。


玄関で「ピンポン」を鳴らすと、確かに「野太い声」が


聞こえてきました。


おお!いるいる!


ふさふさのモフモフのバーニーズ、メイちゃんが大きな体で迎えてくれましたよ。


背も高くて、確かに巨大です。


思わず、ぎゅっと抱きしめてみたくなりましたが、まずは「主導権」を


いただかねば…。


リビングに通されても、メイちゃんのことは完全に無視しながら、


飼い主さんのご夫婦と娘さんから、お話を聞きました。





メイちゃんがあまりにも大きくなりすぎてハウスが狭くなって以来、


室内では自由にしていて、車の中だけクレートを使っているそうです。


とりあえず、車で使っているクレートを室内に入れてもらって、


まずは「主導権」の取り方を説明することにしました。





「リビングではハウスに入りたがらないのです」とパパさんとママさん。


「いえ。入れましょう!」と私。


「ハウス」のコマンドではもちろん入らないので、


リードを使って、ハウスに誘導しました。


メイちゃんはこれまで、「いやだ」とごねたら許されてきた部分があるので、


たぶんハウスは嫌がることを予想していましたが…。


はい、相当ごねました~(笑)。


パパさんとママさんと娘さんに、事前に「相当ごねると思いますが、


びっくりしないでくださいね」と伝えることをすっかり忘れていた私…。



メイちゃんの「ごねっぷり」に、家族みんなで呆然…。


「大丈夫ですから。これぐらいごねるもんなんですよ。」


家族を励ましつつ、なんとかメイちゃんをクレートの中へ…。


巨大な体で4本足で踏ん張るし、「きゃーきゃー」と声を出すし。


家族の皆様、驚かせてしまってごめんなさいね。


クレートに入れてから、家族の皆様にメイちゃんが主導権を


譲る様子を見てもらいました。


「では、これを飼い主さんにやってもらいましょう」と選手交代。


メイちゃんをクレートから出して、パパさんに再度入れてもらったところ、


メイちゃんは今度は素直にほいほいとクレートに入ってくれました。


メイちゃんは決して「ハウスが嫌い」ではないのです。


「嫌がったら許される」という習慣が身についてしまっていただけ。


だから、「ごねてもハウス」が通じたあとは、「諦め」に変わったのですね。



リビングのハウスが撤去されて以来、


実は、こちらのお宅には、メイちゃんにとっての「安全地帯」が


なかったと思われます。


玄関でお留守番しているメイちゃんにとって、「人の出入り」に


常にソワソワしていたり…。


ドアの前で寝そべっていたら、「そこ通るよ」とどかされたり


またがれたり。


だから、ピンポンが鳴ったら吠えたり、家族の帰宅に興奮したりするのは


当たり前だったのですね。


なので、「メイちゃんに安全地帯を作ってあげては?」アドバイスしました。


荷車を引くことを仕事としてきたマウンテンドッグなので、


元々、神経質でもないし警戒心もない性格のバーニーズです。


「安全地帯」を作ってあげることで、「吠え」と「興奮」は軽減すると思います。






そして、本日のメインは、「散歩時の引っ張り」です。


前日の雪が溶けて、凍りつき、地面はツルツル…


巨体で引っ張られたら足を踏ん張ることもできませんよね。


まずは家の前で、リードコントロールの方法を家族みんなに見てもらい、


歩き始めました。


「犬の引っ張り癖」って、言い換えれば「飼い主の引っ張らせ癖」です。


飼い主が知らず知らずのうちに「引っ張ってもいいよ」と伝えてしまって


いるパターンが多いのです。


ツルツル路面で「姿勢、リードの持ち方、目線、気持ちの持ち方」などを


説明して歩き始めました。


最初は後ろからついてくる家族の皆様を気にしながら振り返っていましたが、


徐々にリードが「Jの字」を保てるようになり、私の方を意識して


くれるようになったメイちゃん。


ちゃんと伝えれば、犬はわかるのです。


地面が渇いた場所を見つけて、パパさんとママさんと娘さんと


交代で「メイちゃんに引っ張らずに歩くように伝える方法」を


練習してもらいました。


人間には長年ついた習慣があります。


パパさんは、気づかないうちに腕を曲げて「緊張」を犬に


伝えていましたが、腕の力を抜くことで犬の力もすっと抜けることを


実感してもらいました。


ママさんは、リードが「Iの字」になりやすかったのですが、


「合図を送ったら、すぐに力を緩める」ことで犬に


伝えやすくなることを実感してもらいました。


さらに、メイちゃんが「ママにくっついていきたい」と思わせるような


楽しい遊びも取り混ぜてみました。ママさん、後ろ歩きがうまくなりましたね(笑)。


あとは、練習あるのみです!


飼い主さんが「続けるか?続けないか?」が一番大事!


最後にうちの長女犬の「リードコントロール完成形」を見てもらいました。


私が動けば、長女犬は無意識に私の左側を追って付いてきます。


これは、練習を続けているうちに、「引っ張っちゃダメなんだ」と


犬が体で覚えているからです。


メイちゃんは、頭が良いので、正しいコントロールを続ければ


一気に楽になってくると思いますよ。



自宅に戻ってから、今度は「興奮」の押さえ方についてレクチャー。


これまでは「すわれ」のコマンドで座らせることで


興奮を沈めていたそうですが、「すわれ」のコマンドが100%効いている


わけではないので、どうしても「コマンドの連呼」になっています。


コマンドを使わずに、ママさんの「冷静な態度」と体の一部を使って


メイちゃんに「興奮しないで」と伝えてもらうことにしました。


これも「継続」が大事です。


「今日はもういいや」と思ったら、必ず元に戻ります。






本日のレッスン、内容は盛りだくさんでしたが、メイちゃんの素直な性格に


かなり助けられました。




まとめると…


「ピンポンで吠える」のではなく「ピンポンで吠える環境にいた」


「犬が引っ張る」のではなく「犬に引っ張らせていた」


「興奮する」のではなく「興奮させていた」





後日、飼い主さんのブログのコメントで、


「メイの興奮の割合は、確実に低くなってます!
今日は外出から帰った時、いつもの興奮状態でしたが、
難をのがれました~
メイパパにも帰宅時、飛びつこうとしてましたが、
難をのがれてました~
メイパパの朝の散歩もひっぱられなかったようです
気分が楽になりました」


と書いてありました(嬉)。


家族みんなで協力しながら継続して頑張ってください♪


愉快なメイちゃん一家の皆様、ありがとうございました。


何か問題がありましたら、いつでも相談してくださいね~。



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No title

こんにちは~メイちゃんの訓練ありがとうございました~v-356

ハイパーなメイちゃん大変だったと思います。しかし私が言うのも・・・
とても頭の良い子だと思います。
パパ、ママが優しすぎるのが・・・v-356(笑)
ハウスをなくしてたのもビックリですが・・・v-12
又お願いすると思いますが宜しくお願いします。

バス母さんへ

バス母さん、いつもありがとうございます♪そして、退院おめでとうございます!
メイちゃんのママから電話があったときに「44kg」と聞いてワクワクでした~。思ったとおり、でかかった!得体のしれない私の登場に戸惑っていてハイパーになりきれなかったようです。思ったよりもおとなしかったですよ。頭が良いので、最初のハウスの拒みっぷりで一気に「主導権」を握らせてもらえました。素直な性格はバズ母血統ですね。「ごねてもダメ」ってことをメイちゃんだけでなく、飼い主さんがコントロールできるようになれば、扱いやすいはずですね。
ハウスの復活は場所の配置も含めて念を押してきました。メイちゃんに安全地帯ができるといいのですが…。

No title

こんばんわ~ 先日は本当にありがとうございました!
メイがハウスに入るのをごねた時の必死の形相と悲鳴にも似た鳴き声に首がしめられて死んじゃうんじゃないかとあせりました。
でもcalm dogさんの「苦しくはないので大丈夫ですよ」の言葉で安心しました。その日も家族であせったよね~と話して・・・でもお父さん、その時メイのおしり押してたよね~と爆笑しました~

メイはあの日からちょっとした外出の時と夜はハウスに入ってます。
リードをつけて「ハウス」というと進んでハウスに直行するようになりました! 家族で驚いてます!

散歩もオシッコの跡や雪山があるとひっぱりますが回数は断然減ったので散歩するのが楽になり昨日は1時間くらい歩きました!

ハウスは大きいのを購入しようか検討中ですがハウスが安心できる場所、好きな場所となるにはどのようにもっていったらいいですか?
今は入ってもすきあらば出ようとしてます(笑)

これからも「継続」を合言葉に頑張ります!
困った時はまたよろしくお願いします!

メイママさんへ

あの日は事前の説明もなく驚かせてしまってごめんなさい~(^_^;)!
「最初はものすごく暴れたり嫌がったりしますが、その瞬間が勝負なので黙って見守っててくださいね」って必ず伝えてからコントロールしますが、なぜかあの日はすっかり忘れて開始しちゃったんですぅ。メイちゃんの場合は、「ごねたら許される」の気持ちが強そうだったのであれぐらいのごねっぷりは覚悟していましたが、なんせ体重が…(笑)。なんだか途中で笑えてきそうでたまらなかったですわよ~。
あの後、素直に入るようになったのは、「諦め」の心が生まれたからなんです。諦めは「しつけ」の三大要素ですよね。あとは、「ハウス内で大人しくとどまる(ハウスレスト)」ための諦めをいれなきゃ。そのためにはもう少し大きめのハウスにしてあげないとちょっと辛いですね~。詳細はメールしますね♪

お散歩が楽しくなってなによりです!あんなに大きな犬に引っ張られたら人間なんてひとたまりもありませんよね。メイちゃんが好みそうなおしっこ跡と雪山があったら、事前に合図を送っちゃってください。時々、「ここなら匂いかいでもいいよ」と許可してあげながら歩いてくださいね~。
プロフィール

CalmDog

Author:CalmDog
札幌市で開業した「Calm Dog(カームドッグ)~飼い主塾~」は、犬ではなく飼い主に向けたドッグトレーニングプランをご提案します。トレーニングは、座学「飼い主学」を学んでから。「犬」という動物を知れば、きっと素晴らしい絆が生まれます。

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