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先住犬を通して新入りと付き合っていませんか?

先日のレッスンに参加してくれた方は、


なんと、かなり遠方から車をぶっ飛ばしてきてくださいました。


本来であれば、私は出張してご自宅での環境から見させていただくのですが、


今回は私の家に来てもらっての受講なので、


自宅で使用しているケージを持参してもらい、


さらに、自宅の見取り図と生活空間の写真を持ってきてもらいました。


受講犬は、ゴールデンドゥードゥルのM君です。


まず、リビングにケージを設置してM君をハウスさせて


ママさんから現在の状態をヒアリングしながら


M君との付き合い方をレクチャーしていきます。


M君は40kgの巨大な男の子。


引っ張りも強いし、ママさんへの注目度もイマイチ…


ママさんはM君とどうやってつきあっていけばいいのかを悩んでいます。


色々とお話をしているうちに見えてきたのは、少し前に虹の橋を渡って


しまった先住犬のゴールデンの女の子Aちゃんの存在です。


Aちゃんは小さな頃から穏やかでおおらかで、ママさんとのコンビネーションも


抜群だったワンコです。


Aちゃんという先住犬の元に新しくやってきたM君。


Aちゃんとは犬種も性別も性格も違う「新しい個性」です。


お話を聞いていると、M君はAちゃんというお姉さん犬の存在を


通してママさんの存在を感じていたようなのです。


犬を多頭飼いする場合、気をつけたいのは、先住犬が穏やかで面倒見が


いい場合、ついつい先住犬に「お任せ」してしまうパターン。


実は私も、長女犬の存在に甘えて次女犬を任せてしまった経験があり、


次女犬が全く私の目を見ていないことに気付いたことがありまして…。


次女犬は、どんな時での長女犬のあとをくっついているもんだから、


飼い主との関係が希薄になっていることに気付いた時はあとのまつり。


次女犬が1歳の時に気づき、そこから「1対1」の関係を築き直したという


苦い経験があります。


多頭飼いをするなら、必ず「飼い主 対 犬」の関係は「1対1」を


心がけてください。


「いつでも一緒」にするのではなく、一日に何度か「1対1」で向き合う


習慣を意識的に作っておくことをお勧めします。


M君の場合も、常にAちゃんという先住犬を通してママを見つめていたようです。


ちょっとびびりなM君は、お散歩コースも「ここは行きたくない」と


巨大な体でだだをこねるそうですが、Aちゃんが「行くよ」と


スタスタと進んでいけば素直にくっついていくとか。


つまり、ママさんは「ここは怖いんだね。別の道にしようね」と


一緒に怖がってしまっていて、Aちゃんは「平気だよ」と


堂々とした態度でM君に安心感を与えてくれていた存在。


そんなAちゃんが虹の橋を渡ってしまったので、


ママさんとM君の希薄な関係が露呈してしまったのですね。


まずは、M君を取り巻く環境やママさんの接し方を見直しながら


アドバイスしました。


リビングのケージの中でのM君は時々リビングをうろつく長女犬に


威嚇してみたり、ワサワサと落ち着き無くうごめいています。


お話が終わってからいよいよ、ママさんにM君の主導権を


とってもらうための接し方を説明します。


その前に、ママさんにはうちの犬たちを使って主導権をとって


しまえばどれだけ楽になるかを体験してもらいました。


M君をハウスから出し、まずは私がM君から主導権をとります。


我が家は玄関から外にでるまで階段があるのですが、


主導権を持って接すれば、M君は私に合わせてゆっくりと階段を


降りてくれる様子を見てもらいます。


ママさんも、「主導権」を意識しながら階段を降りたり


雪道を歩いたり…。


テクニックも大事ですが、「私があなたを守ってあげるから


私のあとについてきなさい」という意識を犬に伝えられるかどうか。


これは言葉で説明するよりも、「感じて欲しい」のです。


何度も何度も繰り返しやっているうちに、自分の犬の「クセ」が


見えてきて、先読みして主導権を発揮できるようになるはず!


絶対に諦めずに継続すれば、「あ、変わった!」と感じる時がきます。


テクニックは私が教えますが、コントロールは飼い主と犬が


一緒に練習して初めて「感じられる」ものだと思います。


足元の悪い雪道を、飼い主さんとM君はひたすら歩きながら


ポイントをつかめるように頑張りました。


さらに、M君との遊びが「雪玉とかボールを投げている」という


ことでしたので、ちょっとやり方を変えてもらうことにしました。


「雪玉やボール投げ」でママさんとM君の心は繋がるように


思えなかったので、「向き合える遊び」を取り入れてもらいました。


最初に私とM君が向き合える遊びをやってみたところ、


これまで、「なんだこいつ?」って顔してたM君の表情が一気に


明るくなり、尻尾フリフリ「ついていきます!」に変わりました。


同じように、ママさんにも「向き合った遊び」をやってもらったら、


さらにM君の笑顔が炸裂!


さっきまでの暗くイライラとした顔ではなく、「こりゃ楽しい!」と


ノリノリです。さらにその中に「スワレ」「伏せ」「まわれ」


「あとへ」など、M君にできる課目を混ぜ込んでもらうと、


コマンドへの反応もすこぶる良くなっていました。


ママさんも少し手応えを感じてくれたようです。


途中で知らないおじさんが私に話しかけてきたので相手をしてたのですが、


その間も、熱心にM君と遊ぶママさん。M君の表情がどんどん変わって


ママさんを見つめる目が優しくなってきています。


日頃の「歩く散歩」の途中で、「向かい合う遊び」を


取り入れて、飼い主さんへの「ワクワク感」を育んでみてくださいね。


最後に、他の犬との挨拶のさせ方やすれ違い時の注意をしてもらって


暖かいリビングに戻りました。寒い中でしたが、すごく楽しかった♪


リビングで再びM君をケージに戻し、ママさんとおしゃべりを


していると、M君は寝言は言うし、いびきはかくし…


他人の家ってことも忘れて爆睡でした。


体だけでなく頭も心も使ったトレーニングにすっかりお疲れですね(笑)。



ママさんとM君の付き合いはこれからが勝負です。


主導権を意識して接し、質の高い散歩を心がけ、向かい合う遊びを


続けていってください。



再び遠路を帰っていったママさんのFBには、「M君が私を見つめています」


と嬉しそうなコメントが入っていました。



しばらくすれば、今度はM君からの「試し行動」が起こるかも


しれませんので、いつでもメールをくださいね。


「継続は力なり」です♪




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CalmDog

Author:CalmDog
札幌市で開業した「Calm Dog(カームドッグ)~飼い主塾~」は、犬ではなく飼い主に向けたドッグトレーニングプランをご提案します。トレーニングは、座学「飼い主学」を学んでから。「犬」という動物を知れば、きっと素晴らしい絆が生まれます。

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