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表面的な現象だけに注目せずに考えてみましょう♪

「なんだか最近はパソコンの前に座ってないわぁ」と思ったら、


iPhoneにしたからパソコンを開く必要がなかったのが原因でした…。


ちゃんとパソコンを開けて、


たまりたまったレッスンブログを少しずつアップしていきます!





5月のある日、ラブラドールのD君のお母様よりSOSのメールが


ありました。


「なんでも口に入れてしまって取り上げようとしたら慌てて飲み込んで


しまうから「口輪」について相談したい」、という内容でした。


D君は、靴下やつまようじなどの食べ物ではない物を誤飲してしまい、


開腹手術も経験しているのだそうです。


D君のお母様とメールで色々とやり取りをしているうちに、


「口輪という手段も大事ですが、もっと根本的な解決が


必要ではないか?」と思い始めた私。


異物の執着や誤飲の他にも、フードを食べている最中に近づくだけで


恐ろしい唸り声をあげるし、散歩時には他の犬に興奮して大変だとか…。


「しつけ教室」に通い、基本的なコマンドはお母様が頑張って


訓練しているとのことですが、興奮がコントロールできないことに対して、


「もっとマテが強化できれば…」と考えておられるようです。




そこはちょっと違うような…?





初回カウンセリングで私がお客様に必ずお伝えしているのは、


「しつけ」と「訓練・トレーニング」は違うものであるということ。


土台である「しつけ」のうちの「飼い主と犬との関係」を強化してこそ、


「訓練・トレーニング」が生きてきます。


D君の場合、「しつけ」という土台を形成していないうちから


「訓練・トレーニング」を頑張っても、日常の「興奮」をコントロールするのは


難しいと思うのです。


レッスンの日まで少し日にちがあったので、D君のお母様に


「いますぐできそうな対応」についてメールで宿題を出してみました。


すると…


「メールで頂いた内容を実行したら、D君の様子が変わりました!」と


嬉しいお返事!




そして、レッスン当日。




ちゃんとハウスの中に入った状態で迎えてくれたD君の目を見て、


「この子は、根本的に悪い犬じゃない!」と直感しました。


お母様と娘さんとまずは「飼い主たるもの」について


じっくりとお話しました。


思ったとおり、家族のD君に対する接し方に大きな問題がありました!


お母様がどんなに「訓練・トレーニング」を頑張っても、


「土台」が全然できていなかったようです。


ハウスからD君を出して、主導権を握り「私とD君の関係」を


築いたところ、「いつものD君と全然違う…」と驚く飼い主さん。


興奮するどころか、私の動きにちゃんと集中する素晴らしいラブラドールです!


トレーナーが初対面の犬の主導権を握るのは簡単です。


その犬との関係性ができていない「真っ白な状態」だから、


「こっちが上だよ。」を示せば


たいがいの犬は簡単に私の「下」に入ってくれます。


逆にその犬とずっと一緒に過ごしてきた飼い主さんが主導権を握るためには


飼い主さんの接し方がガラリと変えてもらう必要があるので


そっちのほうがずっと大変なのです。




D君を外に連れ出し、「質の高い散歩」を飼い主さんにお伝えしました。


「あとへ」も「つけ」も「ヒール」も使いません。


ただ、飼い主さんが正しい接し方をすれば、犬は自然と左側について


穏やかに歩いてくれるのですから。


犬を見て興奮するD君のために、長女犬をオトリに道に繋ぎ横を通ります。


ちゃんと主導権をとっていればD君は他の犬を無視して歩ける犬です。


お母様と娘さんと交代で、D君の「ゆるゆる散歩」を実感してもらいました。




続いて、「ボールへの執着」や「フードを食べているときの唸り声」への


対処についてレッスンしようとしたのですが…。


主導権を握られたD君は、ボールへの執着をあっさりクリア。


咥えているボールも「出せ」ですぐに吐き出しますし、


真横を通っても無視して歩くこともできました。


ボールや落ちている物への執着を外すことが、誤飲を防ぐ第一歩ですよね。


リビングに戻って、フードボールにフードを入れてカラカラと音を


鳴らしてみましたが、フードボールに執着せずに飼い主さんの顔だけを


見ていました~!


フードボールを手に持ったまま与えてみたり、途中で取り上げたりしても


唸り声どころか、目の色ひとつ変わりません。




・ボールや異物への執着

・フードを食べているときの唸り声

・興奮をコントロールできない




これら「表面的な現象」だけに注目すれば、「マテを教えれば!」とか


「スワレを強化できれば!」と考えがちですが、


もっともっと「根本的」な部分に着目してください。


D君が必要としていたのは、「コマンド」ではなく「飼い主さんとの関係性」。


飼い主さんの「興奮を肯定するような接し方」や、


「かまいすぎ、みつめすぎ、考えすぎ」が


D君を混乱させていたのです。





レッスン後、お母様は家族会議を開いて、D君の接し方について


家族みんなで統一するようにしたそうです。


そして…嬉しいメールが届きました。


「今日は散歩の途中に大きな桜の木の下で一休みしました
今までなら考えられないことですがD君も私の横にじ~っと座っていましたよ

D君が変わりました
今までずっと悩んでいたことがかなり目に見え変わり始めています
何だか私まで穏やかな気持ちでD君との時間を楽しいです

不思議なくらいすべての問題行動に変化が見られ驚いています」




D君とご家族との関係はまだまだ始まったばかりですが、


もっともっと前に進むことができる可能性を秘めている子です。


何か疑問に思ったり、新しい問題に直面した場合はいつでも


ご相談くださいね。


リードコントロールも飼い主さんの癖が復活する場合がありますので


常に見直すように心がけてください。


そしていつか…ご夫婦の夢であった「犬連れアウトドアライフ」を


安心して楽しめる日が来ることを願っています♪





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No title

こんばんわ。
ステキなレッスンでしたね~v-238
D君の飼い主さんの気持ちがわかるだけに 夢中で読ました。

私 最近感じるのですが 飼い主とワンコの関係でワンコの全てが変わると知っている飼い主って 少ないですね。
それを知っていても 自分の事ってわかりにくいからこそ 客観的に助言してくれるトレーナーさんの存在っ重要ですね。

No title

追伸です。
誤字 脱字 多くてすみませーん。

北斗ママさんへ

おはようございます♪
ドッグトレーナー研修を受けた時に「飼い主からの影響」について理論的に教えてもらった時に、自分の過去の成功経験、失敗経験ふくめて歯車がピタリと合い、ハッとさせられました。土台である「飼い主との関係性、社会性、諦めの心」だけでだいたいのことが説明できるから、「どこをどうしたら犬が変わるのか?」が見えてくるようになったのです。
次回のレッスンで、ママさんにもばっちり体験してもらって理解を深めてもらいますぅ!私も楽しみです。
誤字、脱字…どんと来いです!
プロフィール

CalmDog

Author:CalmDog
札幌市で開業した「Calm Dog(カームドッグ)~飼い主塾~」は、犬ではなく飼い主に向けたドッグトレーニングプランをご提案します。トレーニングは、座学「飼い主学」を学んでから。「犬」という動物を知れば、きっと素晴らしい絆が生まれます。

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