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歯車が合い始めた瞬間

シーズーのS君の二回目のレッスンに伺いました。


一回目のレッスンでは、犬との接し方の注意点や質の高い散歩を


レクチャーしましたが、去勢手術を受けてからまた状況が変わり、


「散歩がうまくいきませーん!興奮が収まりませーん!」と


パパさんからSOSのメールがきました。


去勢手術などのあとは、飼い主さんが犬に「大丈夫?」と気を遣いすぎてしまい、


バランスが崩れやすくなる可能性も…。


幸い、S君はひどい問題行動はありませんが、まだまだパパさんとの


歯車があっていないようです。





お伺いしてすぐに、まずはハウスの出し方からレクチャーしなおしました。


S君の興奮を落としてしまえば、ハウスのドアが全開であっても


勝手に出ようとせず、そのまま眠ってしまうぐらい穏やかな状態に落とせる


様子を目の当たりにして、パパさんは「なんで?」と不思議そう。


その疑問はかなりあとにハッキリしますよ(笑)。


さらに、散歩前に服を着せたりリードをつけたりするだけで


お祭り騒ぎになるそうですが、リードでタイミングよくコントロール


すれば、大人しく服も着れるし、リードの噛み噛みだってしません。


要は、テクニックだけではなく「主導権」の問題!


散歩に出てみると、パパさんは「あ、そうだった!」と


初回のレッスンの内容を思いだしたようで、すぐに歩けるように


なりましたが、私はなんとなく「またバランスが崩れる気配」を感じました(笑)。


せっかくなので、ドッグカフェで大人しく座っているための


練習や、ロングリードを使って「愛情バロメーターの調節」も


レクチャーし、二回目のレッスンは無事終了しました。





ところが、想像していた通り、


「レッスンのときのようにうまくいかないんでーす!」と


メールがきました。


私の中では原因はわかっています♪




ちょうどその頃、「お散歩会」があったので、S君のパパさんにお会いしました。


他のワンちゃんと飼い主さんの様子を見ながら、パパさんはいろんなことを


吸収されたようで、そのあとに来たメールに以下のような内容が


書かれていました。


「私は性格上、物事を端折るクセがあります。

料理とかでも、水切り、下味、うらごしなど、結果出来れば途中過程は

省けるものは省きます。あまり上手くなくても合格点。

S君に対しても同じですね。

心を入れ替え、基本からやり直しました。」




そうそう!そうです!




パパさんは、表面的な現象「散歩で引っ張る、興奮する」に囚われすぎて


もっと大事な「S君との関係性」を無視していたのですね。


結果ばかり求めて「S君との関係性」を見つめず端折っていたのです。


パパさんに気づいて欲しかったのは、そこだったんです!





さらに、「経過報告」のメールが最近届き、


それを読んで、私は嬉しくて泣けました~。





「6月お散歩会より心を入れ替え初心に戻り散歩を続けていますが、

いい散歩が出来ていると思います。リード、服は噛みません。

散歩中後ろとはいきませんが、横を歩いてます。

あまり見ないようにしてますが、

こちらをチラチラ見ているのがわかりますし、リードはJの形です。

2ヶ月前に習ったのですが~、今になってやっと理解したかんじですね

コラ=ダメな事と理解したのか、家でも緩く「コラ!」でもイタズラを止めます。

怒ることも大事、イライラ感情的にならずに怒る、ちゃんとしたら、褒めるです。」


そして、一番嬉しかったのは…。


「尻尾は振りませんが・、顔笑ってるのをよく見ます。

ますます散歩が楽しくなってます。」




パパさんは、「犬を飼う」から「犬と暮らす」にバージョンアップ


してきたようです。


「イエスとノー」が伝えられるようになり、興奮もコントロール


できるようになり、やっとS君との歯車が合い始めたのですね!



パパさんの次の目標は、ドッグランデビューだそうで、


今はデビューの注意点についてメールでやり取りしています。



犬は「同居人」ではなく「相棒」になれる動物ですよ。


またわからないことがあったらいつでもご相談くださいませ♪





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プロフィール

CalmDog

Author:CalmDog
札幌市で開業した「Calm Dog(カームドッグ)~飼い主塾~」は、犬ではなく飼い主に向けたドッグトレーニングプランをご提案します。トレーニングは、座学「飼い主学」を学んでから。「犬」という動物を知れば、きっと素晴らしい絆が生まれます。

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