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牛舎で暮らす超大型犬の悩み

「北海道大好き」が高じて大阪から移住してきた私にとって、


なんともステキなレッスン依頼♪


「牛舎で飼っている大型犬の問題を解決してください!」と


SOSがありました(って、かなり前の話ですが…)。


牧場で暮らす超大型犬なんて、「ざ・北海道」な雰囲気ですよね。


ルンルン気分で牛舎に到着したところ、たーくさんの牛たちに


並んで牛舎に繋がれている巨大なM君を発見!


「か、かわいい♪」


飼い主のママさんが作業中であったため、


先にひとりでM君の性格判断をしておくことに。


他人に対する警戒心はあるのか?


攻撃的なのか?


牛舎に繋がれて吠えるM君に近づきながら判定。


むむむ。。。性格がすこぶるよろしいじゃないですかぁ!


テリトリー内でリードに繋がれた犬に触るのは危険なので


マネしないでくださいね。


こちらに敵意がないことを伝えながら近づくと、M君はすぐに


受け入れてくれて穏やかに尻尾を振って頭を下げました。


ママさんが来るまで、まったりとM君のおさわりタイム。


すぐ真横では巨大な牛がモーモー鳴きながら巨大なうんちを落とし、


滝のようなおしっこをしていましたが、そりゃもうみものですわ。。。


ママさんの作業が終了し、早速「飼い主塾開講」です。


M君の悩みは、



「大人になったのにまだ甘噛みがひどくてママの手に生傷が絶えない」


「散歩をボイコットして歩かない」


「牛を移動する時に興奮する」などなど。


簡単に言えば、


「興奮しやすいのと、わがままを言ったら許してもらえる生活になれちゃった。」


て事ですね。


リードをつけるだけで大興奮してママの手を噛みまくるとのことですが、


これは、ママの態度を変えてもらうことでかなり良くなりました。


今までのママさんは、「リードをつけようとしたらまた噛まれるかも、ドキドキ。


あ、やっぱり噛んだ。早くリードを付け終わらなければ!きーっ!」と


と興奮気味にM君に接していたのですが、ここは「時間をかけるべき」ポイント。


早く!早く!急いで!急いで!と人間が急かしても、


時間に縛られない犬にとってはなんのとこかわからないのです。


作業に忙しいママさんですが、「ほんの10分だけ時間をかけてみて」と


犬時間に気持ちを合わせてもらいました。ただそれだけです。


今でも少しは興奮するそうですが、ママの手の生傷がよくなってきたそうです。


※M君の噛み癖は攻撃ではなく「強烈に甘えちゃって度が過ぎちゃったの~」な噛み癖です。


これはもう、継続あるのみ。


続けていくうちに、「どうすれば早くリードを付けてもらえるのか?」を


犬の方から考えるようになりますよ。


続いて、「お散歩ボイコットの克服」です。


レッスンの日はM君にとってちょっと暑い日だったので、


まさに「ボイコット日和」。


ママさんに、首輪の位置と犬の心理を説明し、リードの持ち方や


心がけをお伝えしていざ出発。


「いつもこっちに行こうとしたら座り込んで進まなくなるんです」と


行っていた方向にわざと行ってもらいます。


M君のような巨大犬が座り込んで動かなくなったら女性だと


動かすことが至難の業ですが、小さな力で「合図」をかけて


うまく誘導完了!


M君は嫌がっていたり怖がっていたりしていたのではなく、


座り込んだら構ってくれるからそうしていただけだったようです。


あとは素直にスタスタ歩いていました。


大型バスやトラックに興奮するとのことだったので、


M君に合図を送るタイミングをお伝えしました。


興奮を抑えることを考えるより、興奮をさせないことを考えましょう。


そして、依頼にはなかったのですが…


M君には手作りの立派な「ハウス」があるのですが、


入りたがらないから全く活用されていなかったので、


「このハウス、もったいないですね。使いましょう」と


ご提案しました。


「絶対に入りたがらない!」と断言するママさん。


入りたがらないのではなく、入らなきゃだめだと伝えてないだけです♪


最初は45kgの体重で踏ん張っていましたが、M君に「私が求めていること」を


伝えると、あとはすんなり入りました。


これには、ママさん感動!


しかも、ハウスの中で寛いでいるM君。


散歩のボイコットもハウスの拒否もすべて「嫌といえば許されたから」


だっただけです。


その後、ママさんからのメールに、「牛の移動の際はハウスに入れて


おけるようになり楽になりました~」と書いてありました。


良かったですね。


犬を飼うことで、「面倒」をしょいこむのはナンセンス。


特に仕事場で飼われている犬は、なお一層、人間のペースに合わせて


もらわないといけないのです。


でも、犬には犬の言い分があります。


だって、ママが興奮するから僕も興奮しちゃうし。


だって、牛が移動するから僕だって一緒に行きたいし。


だって、立ち止まったらママがかまってくれるし。


M君はそんな習慣の中で「ママにとっての問題行動」を起こして


ママを困らせて悲しませていました。


飼い主が悲しみイライラする顔を見て、M君も悲しかったはず。


飼い主さんが犬の言い分を汲み取って、良い方向に導き笑顔に


なれたら、それこそが犬の幸せです。


ママさんんへのメールには、後日こう付け加えました。



「わからなかったり、さぼったり」のママさんの癖を

治す方法があります!

それは、「M君の変化を楽しむこと」。

「しつけ」や「トレーニング」と思ったらつまらなくて

続けられなくても「M君が変わっていく様子が楽しい」と

思えば続けられますよ。

ハウスに入れなかったM君を素直に入れられるようになった

のは、ママさんにとってとても「楽しかった」ですよね?

それと同じです。




私が伝えられるのは「テクニック」だけです。


それを「本気」「継続」するのは、飼い主さん自身が


やらなきゃいけないのです。


だからこそ、「犬の変化」を楽しんでください。


楽しいことは、ずっと続けられますよ~!




↓ 「牛舎で牛と並んでいる犬を想像しただけで笑顔になれるね。」

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CalmDog

Author:CalmDog
札幌市で開業した「Calm Dog(カームドッグ)~飼い主塾~」は、犬ではなく飼い主に向けたドッグトレーニングプランをご提案します。トレーニングは、座学「飼い主学」を学んでから。「犬」という動物を知れば、きっと素晴らしい絆が生まれます。

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