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「いきなりパックンチョ!」が悩みです

昨年のカウンセリングです。


「他の犬にいきなりパックンチョします」とお悩みの大型犬V君の飼い主さん。


状況分析をしっかりしておられるし、愛犬V君のために一生懸命!


初回カウンセリングで、犬との接し方について学んでもらった後で、


散歩の状況を見せて頂きました。


この大型犬は「トレーニング済」で成犬から飼われています。


「スワレ」や「フセ」、「マテ」などのコマンドに確かに従いますが…。


頭が良くて「ソツがない」のですが、


飼い主さんへの意識が薄いように感じます。


散歩の風景を見ていると、V君が前を歩いていて後ろを歩く飼い主さんが


「従っています!」って言う状態でした。


尻尾が高くあがり、耳はつねに前方を向いています。




「他の犬へのパックンチョ」という減少は「枝葉」の部分であり、


根っこにある「飼い主と犬との関係」を正してあげなければ


美しい「枝葉」は成長しません。





飼い主さんにリードのさばき方や首輪の位置などなどを説明して、


「質の高い散歩」をお伝えしました。


日頃は運動として「ボール投げ」をしているということでしたが、


実は私は犬の運動に「ボール投げ」をお勧めしません…。


「ボール投げ」をよーく観察していると、


飼い主さんの元に持って来たときに「おい!はよ投げろ!」と要求している


パターンがとても多い!


「ボール投げ」ってやり方次第では、犬に執着を生み、興奮を助長させる


「普通の飼い主さんには難しい遊び」だと思うことが多くて。


だって、犬同士の遊びで「ボール投げ」って行為はないですよね、笑。


我が家の犬にも「ボール命」がいますが、ボール投げをするのは


一年に5回。それも私の気まぐれ。


ボールは「投げる以外の遊び」をしています。


例えば、隠して探させるとか、横を通り過ぎる我慢大会とか、置いてきたボールを


取りに行かせるとか…色々あるでしょ?





こちらの飼い主さんにも、「ボール投げの回数を激減させて違う遊びに


変えてみてはどうですか?」とお伝えしました。


ボールに執着をさせないで頭を使わせるのです。


運動のかけ方についても、「飼い主さんを追わせる運動」をお勧めしました。



さて、「他の犬にパックンチョ」ですが、訓練したトレーナーさんからも


「実はその習慣はありました」と聞いていたそうで…。


しかも、ドッグランでノーリードではやらないのに、リードがついた


状態で立ち話をしたりしているときに起こるとか。


動く犬に対して本能的に突っかかってしまうのか、


「おまえ、どんな犬?」と試しにかかっているのか?




V君の目的はどっちでも良いのです。




大事なのは、飼い主さんがうまくコントロールしてV君の意識を逸らすこと。




かなり前のブログで、ドッグショーのハンドラーさんのリードさばきについて


書いたことがあります。


ドッグショーのハンドラーさんって「お客様から預かった大事な犬」を


ハンドリングしているので、他の犬とのトラブルなんてもってのほか。


しかも、ショー会場にいる犬は未去勢・未避妊の現役たち。


人ごみ犬ごみの中、すれ違うのもやっとの狭い通路を現役犬を「激細リード」で


巧みにコントロールしながら歩いている姿をじっくり観察してみてください。


ハンドラーさんは、立ち話をしている最中であっても犬への注意を怠らず、


犬が他の犬を凝視する瞬間ができないように、こまめに犬を動かしています。


すれ違う際は、相手の犬との間に自分が入って視界をさえぎり、


自らも相手の犬から視線を外して…実にスマート!





実際にV君のパックンチョ現場を見たわけではありませんが、


恐らく立ち話をしながら、飼い主さんの気が緩んだ瞬間に行っていると思います。


さらに、V君の中で「犬=絶対に遊べる」とインプットされていて


飼い主の許可なしに突っ込んでいく習慣があると思います。


散歩中にすれ違う犬に対しても「おい!遊ぼうぜ」と自分で判断して


吠えかかる癖がありました。


レッスンの後は、相手の興奮度が低ければスルーできるようになったようですが、


まだまだ油断せずに継続して欲しい課題。


これまでに「散歩時に他の犬に吠えかかる」を経験されている犬はだいたい、


「飼い主との遊びの前に犬同士で遊ぶことを自由にしていた」という傾向が


ありますので、遊ばせるのであれば、「遊んでいいよ」の指示を間に挟むようにしてください。




話がずれまくりましたが、「パックンチョ」にしても「喧嘩」にしても、後からしばきあげても


なんの意味もありません。




「起こる前にさせない」が鉄則。




そのための下準備として、「犬の意識をつねにハンドラーに向けさせる」を


継続し、そのうちに飼い主さんのハンドルさばきが習慣化して


「犬がパックンチョを諦める」に持っていきましょう。



また、V君の飼い主さんは「運動をさせなきゃ!」と頑張っていますが、


運動のさせ方も「興奮しっぱなし」だと「心からの満足」には結びつかないので、


次回のレッスンでは、「飼い主と一緒にできる満足感のある運動」をご指導したいと考えています。





↓ 「パックンチョ」ってネーミングは可愛いけど…

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フムフム、フムフム。
って読みました。
全然、全く他人事とは思えないΣ(-∀-;)

百福母さんへ

パピーの時に知っていたら…ってことたくさんありますよね。うちの長女犬が若いころは、「ドッグランでお友達を作ろう」と毎週のように行ってましたが、私から離れないように先に教えていたから、他の犬とは全く絡まず。結局、私が走って追いかけさせるしかなかったのでドッグランに行く意味ないやんと諦めました。今ではこれが正しかったと気づき、長女犬に感謝です。ラン内でベンチに座ると3ゴル全く動かなくなるので、常に歩きまわらなきゃいけないからダイエットになります。
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札幌市で開業した「Calm Dog(カームドッグ)~飼い主塾~」は、犬ではなく飼い主に向けたドッグトレーニングプランをご提案します。トレーニングは、座学「飼い主学」を学んでから。「犬」という動物を知れば、きっと素晴らしい絆が生まれます。

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