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まずは犬の習性に合った環境を整えて…

これまた昨年のレッスンです。


いったいいつ年を越せるのか…頑張るわ。。。


女の子ながらとっても大型のバーニーズのLちゃんの飼い主さんからの


ご依頼はとにかく「盛りだくさん!」な内容。


初回カウンセリング時ではまだ生後9ヶ月でしたが、


最初の印象は「お、おおきい…でも、かわいい♪」でした、笑。


メールで頂いた時点では、「ソファを掘る」「甘噛み」「散歩で引っ張る」。


飼い主さんファミリーは、犬を飼うのは初めてではありませんが、


以前の犬は外飼いだったので、初めての室内飼いに戸惑っておられる様子。


お父さん、お母さん、お姉さん、妹さんが皆様お揃いでの受講です。


「以前の外飼いの犬はそんなに苦労しなかったのに


室内で飼っている今の犬は大変だ!」というのはよく聞く話。


その理由は簡単です。


室内飼いは人間との生活に密着しているから、問題行動が目立つ。


「密着している」が「密着しすぎている」に近いかもしれませんね。


人間と犬は違う生物なので、犬を人間の居住空間に入れるには


犬に人間社会のルールを教えるしかないのです。


そのためには、犬にわかるように伝えなければならないのですが、


その「犬語」が難しいのですよね。


私も「犬語」は話せませんが、以下のような考え方で犬に伝えます。


(1)まずは環境を整える

=犬が穏やかに過ごすための空間作りを犬の習性を考えながら作ります。
 犬小屋の配置や形状を変えるだけでも犬の気持ちは変化しますから、
 その子のあった空間作りを心がけています。

(2)犬が従いやすくなるような関係を作る

=まずは、「イエス」と「ノー」を使い分けます。
 その子に通じる「イエス」と「ノー」を探っていきながら
 伝えていくうちに、「この人の伝えたいことがわかる」と
 犬が気づいたらこっちのものですわ。

(3)環境に合わせてトレーニングする

=せっかく用意した環境も犬に教えてあげなければ意味がないので、
 犬にわかるように教えていきます


Lちゃんの飼い主一家に「飼い主さんのお約束事」をお伝えしてから、


Lちゃんの環境作りについて習性に乗っ取って改善策をお伝えしました。


とても広いリビングで生活しているLちゃんは、自分の「安全地帯」が


ないので落ち着かない様子でしたので、特にハウスとその周辺について


改良の余地がありました。


朝はLちゃんが「起きろ!出せ!」と要求吠えをしていたそうですが、


ハウス周辺の改良によってそれは解決したようです。


ハウスでの滞在時間も「量と質」を上げてもらうことで


「Lちゃんに無駄に関わっていた時間」を取り戻すことができました。


Lちゃんは子犬(といってもでかいけど)らしい健全な睡眠を


確保でき、飼い主さんは貴重な「ご自分の時間」をとれるので


叱ったり怒鳴ったりしていた無駄な時間が「ゆとりの時間」に


変わってきました。


「犬を飼う」から「犬と暮らす」に変化してきた昨今、


人間と犬の双方が「快適」に過ごすためには、お互いの譲り合いや


歩み寄りが大切ですね。


犬には多少の「諦めの心(言い換えればストレスがない状態)」を


教えることも必要。




レッスンの最後に、Lちゃんのお散歩に同行しました。


小さい頃から「引っ張るのが当たり前」だったらしいので、


まずは、私がリードを持って「引っ張ることが無意味」を


伝えていきます。


伝え方をお姉さんと妹さんに伝授。


今までは「Lちゃん中心」の散歩でしたが、


これからは「飼い主さんの決定権の元で楽しく散歩」に


切り替えてもらいました。


今のところ、お姉さんとのお散歩が一番合格点なのだそうですよ。


交差点で立ち止まったら、Lちゃんも自然に立ち止まって


次の指示を待つとか。かわいいですね~♪


これは歩き方を訓練したのではなく、人間に合わせた方が


歩きやすいとLちゃんが理解したからなんです。


興奮しやすいポイント(公園とか階段の登り降りとか)も、


先に興奮を落としてから通過すれば大丈夫。


興奮してから抑えるのではなく、先読みして興奮にいたらせないのです。


そのほか色々、日常の接し方や要求を無視する方法など細かいご指導を


させていただきました。




「しつけ」って犬に対する「押し付け」かもしれませんが、


要求吠えや引っ張りや興奮という現象を「矯正するのは可哀想」と


放置しておくことで、犬にとって「しんどい」のかもしれません。


今まで要求がまかり通ていたLちゃんに「要求を無視」って酷かも


しれませんが、飼い主さんが要求に答えられない時はどうなりますか?


きっと、大きなストレスになりますよね。


普段から、「すべての要求が通るわけではない」と教えておけば、


Lちゃんは要求以外の方法(諦め)で解決できる犬になるのです。





環境を整え、犬に伝える方法を探り、環境に順応させていく。






時間がかかるかもしれませんし、遠回りに思えるかもしれませんが、


その「過程(プロセス)」の中で、飼い主と犬の双方の「妥協点」を


見つけられると思います。








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CalmDog

Author:CalmDog
札幌市で開業した「Calm Dog(カームドッグ)~飼い主塾~」は、犬ではなく飼い主に向けたドッグトレーニングプランをご提案します。トレーニングは、座学「飼い主学」を学んでから。「犬」という動物を知れば、きっと素晴らしい絆が生まれます。

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