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愛情バロメーターが偏っているようです。

これまた昨年のレッスンです…


今回のご依頼は、小さな小さなチワワのM君のママさんから。


ドッグカフェなどで他の犬にガウガウしたり、散歩中にすれ違う犬に


吠えかかったりするので困っているとのこと。


ご自宅に訪問すると、小さな体で尻尾ふりふり歓迎してくれるM君。


気質的にはフレンドリーで問題はなさそうなのですが…。


ママさん曰く、トレーナーさんが指導してくれるカフェでは


大型犬に寄り添って眠ってしまうぐらい落ち着いているけど、


もっと自由度の高い方のカフェでは、入ってくる犬に対して


ガウガウしてしまうなど、その時その時でM君の行動は違っているらしい。


それぞれのカフェでの様子やママさんの対応を聞いているうちに、


トレーナーさんのいる方のカフェでのママさんは、周りの飼い主さんや


周りの犬に対する安心感があり、しかもちゃんとコントロールできている


のに対して、ガウガウしてしまう方のカフェでは、M君が気に入らない


状況が多い上に、ママさん自身も「周りへの遠慮」が伺える。。。


M君は、ママさんの「遠慮した態度」を「僕がなんとかしなきゃ」と


置き換えて行動してしまっているのでは?


ママさんはオーナーさんに言われるがままにリードを外して


おやつを貰い放題にしているそうですが、M君にとって


虚勢を貼らなきゃいけないような空間でおやつをもらうたびに


他の犬との接触があれば、「頑張らなきゃ!」の炎が燃えてしまっても


しょうがないのではないかな?


ママさんがやらなきゃいけないのは、M君を守ること。


他の犬にガウガウすることから守り、他の犬に逆襲されるかもしれない


危険からも守るべきなのではないかな?


「もし、私がM君の飼い主なら…」


いつものように、私はお客様の犬を自分が飼っていると仮定して


お話ししました。



まずは、自由奔放でルールのない方のカフェには行かないと思います。


私自身、大型犬を3頭連れてカフェに行くこともありますが、


カフェ選びの第一条件として、「お店のスタッフが犬を構わない店」を選ぶかも。


さらに言えば、おやつを使って犬を煽るような行為はお断りします。


カフェには「犬と一緒にゆっくりと寛いだり、人間同士でのおしゃべりを


楽しんだりすること」を目的にいきますので、自分の犬にむやみに


触ったり話かけたりされることで邪魔をされたくないんです。



ところが…



カフェに行く目的の中に、「あら、かわいいワンチャンですね!」と


スタッフに構われたいと思っている方も多いのも事実…。


むしろ、スタッフが自分の犬に無愛想な店はいやだと思う方もいるようです。




これは、私の意見を述べるべきではないな…。




ママさんがM君を上手にコントロールできれば良い話なので、


「わかりました。では、飼い主さんとM君の関係を見てみますね」と


思いなおし、ママさんにヒアリングをしたり、M君の反応を見たり。


突発的なガウガウに至る時に、ママさんが制御できれば良いのだが…。


うーん。M君はバックに控えるママさんを全く意識できていないし、


「飼い主さんに守られている」という感覚もないようです。


最大の原因は、ママさんの「かまいすぎ、話しかけすぎ、媚びすぎ…」。


ママさんは無意識のうちにM君にずっと話しかけっぱなしなのです。


自宅でのM君は、ママさんに尻尾も振っているし遊びに乗ったりも


していますが、口元がギュッと閉じて緊張の表情を浮かべているのも


気になりました。


飼い主と過ごす時は気を緩ませて口元も緩んでいるはずなのに…。


愛情バロメーターで言えば、ママからM君への「愛」が80%を


振り切ろうかというぐらい。


ここで得意の「例え話」です。


M君を男性、ママさんを女性として「恋愛中」だとします。


どちらもお互い好きなのですが、女性の方がより強いアプローチを


仕掛けている状態。女性が男性を追いかけているのですね。


「追いかけられる恋より、追いかける恋」を好む狩猟本能的な


傾向が強い男性は、ぐんぐん追いかけてくる女性がかけてくる


言葉が「当たり前」になって、耳に届かなくなってきたみたい。


M君は犬なので言葉の意味は理解していませんが、ママさんが


浴びせる言葉のシャワーの中に潜む「媚び」には気づいています。


私は、「抱っこするのとか、むやみに撫でるのとか、話しかけるのを


とにかく減らしてみてください」とお願いしました。


他にも、ドアの出入りで勝手な行動をするM君に「下がって待ってなさい」を


伝えてもらったりしましたが、「媚びていない」私が「下がって」と


伝えるとM君は静かに下がりますが、ママさんが「下がって」とどんなに


伝えても、「いつもの話しかけている延長」ぐらいにしか捉えていません。


散歩やカフェでのガウガウを止める以前に、まずは、ママとM君の


立場を変えていかないと…。


小さなチワワのM君は、見た目はとっても可愛いぬいぐるみのような


存在です。


息子さんや娘さんの子育ても後半にさしかかって癒しを求めたママさんは


「M君を無条件に可愛がってきました」と告白されました。


小さなチワワといえども、犬は犬。


ゴールデンやラブラドールと同じで、飼い主の言葉が耳に届くように


しなければ、大変な事故に繋がるのです。


M君の場合は小さいので相手への危害は少ないけれど、


相手の機嫌次第では、M君が怪我をする危険が多いにあります。


愛犬を守れるのは飼い主だけなんです。


散歩でのテクニックや、M君を叱る方法をどんなにお伝えしても、


ママさんの根本的な接し方を変えない限りすぐに崩れてしまうでしょう。






数日後、ママさんからのメールに「かまいすぎをなかなか治せない。


リードでコントロールをもう一度教えて欲しい」と


書かれていました。


そこで、私はお答えしました。


「ママさんが、M君に媚びたり遠慮している限りは、

リードのテクニックだけでは通用しません。

犬は、人間の心を見透かしているのですよ。

抱っこしないのもかまいすぎないのも、表面的にやるだけなら効果はありません。

だめな事は100%だめと伝える事ができなければ、

M君はママを頼る事ができないのです。

だから、ママの叱りが通じず、唸ったりして自分を自分で守ってしまうんです。

抱っこしちゃだめ、話しかけ過ぎちゃだめ、というのは表面の問題であり、

ママさんが必要以上にM君に依存する気持ちに歯止めをかけるのが目的なのです。」


そして、M君が本当に安心して接していられる相手を具体的に挙げてみました。


その相手は、「触ったり話しかけたり、媚びたり、遠慮したり、溺愛したり、

かまいすぎたりしていない存在」です(M君が慕っているある犬ですけどね(^O^))




ママさんは頑張ってしつけ教室にも通っていますし、犬に関する講座を

受けて頑張っておられます。

M君への愛情がママさんを走らせているのですが…。


ちょっと一息ついてみませんか?


M君に関わることを一旦休憩して、

お世話を家族にまかせて旅を楽しんだりするのもいいと思います。




「押してもダメなら引いてみな」




女性側のママさんが思い切って、他のことに夢中になれば男性側のM君が


慌てて「ちゃんと話を聞くから~!」って戻ってくるかもしれませんよ。




今回のお話しは「変な例え話」が多すぎちゃいましたね、反省。











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CalmDog

Author:CalmDog
札幌市で開業した「Calm Dog(カームドッグ)~飼い主塾~」は、犬ではなく飼い主に向けたドッグトレーニングプランをご提案します。トレーニングは、座学「飼い主学」を学んでから。「犬」という動物を知れば、きっと素晴らしい絆が生まれます。

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