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ワンコの過去が見えた瞬間

土曜日は、バーニーズの男の子バル君(7ヶ月)の初回カウンセリングでした。


飼い主さんご夫婦は、将来ドッグラン&カフェを計画されているので、


バル君は看板犬候補生です。


生後5ヶ月までペットショップにいたそうですが、幸い「人間大好き、


犬大好き」で社会性はばっちり!


吠えや引っ張りなどをコントロールして、人間と共生するためのルールを


身につけてもらうためのトレーニングです。


飼い主さんご夫婦と「飼い主学」のお勉強を始めたところ、


バル君はゲージの中から飼い主さんのお悩みの「要求吠え」が勃発!


早速、「その場しのぎの対応」をさせていただき、


ゲージの中では静かに待てるように「諦め」を教えました。


バル君には、先住犬のアリエルさん(バーニーズ・メス6歳)と、


クールさん(アメコカ・オス推定4歳)がいます。


最初はバル君のトレーニングでお伺いしましたが、


ご夫婦が一緒に3頭同時にお散歩をさせているときの引っ張りが


気になるとの事でしたので、やはり同居犬との


足並みが揃っている方が飼い主さんも楽だと思い、先住犬達も


一緒に「リードコントロール」をする事に。



アリエルさんは若い頃にドッグトレーナーさんが課目を入れて


くれたそうなのですが、「最近全然コマンドを使っていない」との事。


アメコカのクールさんは、成犬になってから里親として保護団体から


引き取ったワンコなので、過去の素性が全くわからないそうで、


散歩時にぐいぐいと前に引っ張るのが悩みでした。


アリエルさんのように、課目が入っていても使っていない例はよくあります。


私は、課目を生かすためには「飼い主さんの主導権がまずは一番大事」であると


お伝えしました。


訓練やトレーニングは、一日5~10分で入れられますが、


飼い主さんの主導権は1日24時間頑張ってもらう必要があります。


まずは、3頭の日常の接し方などを切々と語り理解していただくことに…。



いよいよ、「リードコントロール」です。


今回は三女犬を同行させていたので、旦那様と奥様に後退で三女犬のリードをお渡しし、


犬がリードを引っ張る寸前に「合図」を送る事で興奮レベルが


低い段階で犬を制止する方法を実感して頂きました。


訓練が入っている超大型犬アリエルさんを飼っているだけあって、


ご夫婦の「合図」の送り方とタイミングはばっちりです。





まずは、バル君だけを連れて公園まで歩き、合図の伝え方を


練習しました。





続いて、アリエルさんのリードを私が持って、私の「主導権」を


伝えたところ、アリエルさんは素直に「主導権」を私に譲ってくれたので


それをそのまま飼い主さんに真似してもらいます。


アリエルさんは、訓練が入っている犬なので、「主導権」を人間に


譲る事に抵抗がなかった様子。


その後は、旦那様がアリエルさんに「合図」を送りながら引っ張らずに


歩くトレーニング。





続いて、私がクールさんの「主導権」を獲得しようとリードを持った瞬間、


「あれれ?」と面白い事に気づきました。


里親として引き取ったクールさんは「素性がわからない犬」だったそうで、


とにかく引っ張りが治らなくて困っていたというお話でしたが、


私が「主導権」を主張した瞬間からクールさんの歩様が変貌したのです。


どうやら、クールさんには「ドッグショーマナー」が入っていたのではないかと


推測されました。


歩様が美しく、背線もまっすぐで毛量が豊かなアメコカのクールさん。


恐らく、ショードッグだったか、血統の良い繁殖犬だった可能性が…。


声帯が切られているらしく、かすれた声しか出ないので、繁殖場で


吠えるから切られてしまったのか…?


ショーハンドリングの経験がある私は、クールさんを綺麗に走らせてみたところ、


頭部を高々と上げてじつに美しい走りっぷり!


ショーハンドリングで上手にコントロールすれば引っ張りもなくなると判明しました。


「ステイ!」と立たせたら、頭部を綺麗に上げて保ったまま後ろ足をぐっと突っ張って


ショーポーズを取ろうとします。


これには飼い主さんもびっくりしていました。


「クールにこんな過去があったとは…」





最後に、奥様がバル君とクールさん、旦那様がアリエルさんを連れて


公園や家の周辺でリードコントロールの練習をして初回は終了しました。


多頭連れてのリードコントロールはまだまだ練習が必要ですので、


次回まで、練習をしておいてもらうことになりました。




自宅に戻って、いろんなお話をしている中で、「アリエルをハウスに入れるのに


苦労する。嫌がるから大変なんです」と言われたので、「やってみましょう!」と私。


「ハウス」もリードコントロールで簡単に入るはず♪


リビングで横たわっていたアリエルさんに「チョイチョイ」と合図を送って


ハウスのある寝室に誘導して、さらに「チョイ」。


なーんの抵抗もなくすんなりハウスに入ったアリエルさんを見て、


旦那様は「今までの抵抗はなんだったんだ?」とびっくり。


つまり、「ハウスの主導権」がアリエルさんにあったから、


「今は入りたくない」とごねていたようです。


一旦リビングに戻ってアリエルさんを解放し、今度は旦那様に


「ハウスの主導権」を主張してもらいながらアリエルさんを誘導したところ、


なんの抵抗もなくハウスに入り、開けっぱなしにしておいても


出ずに旦那様の目を見ています。


「出してみてください」とお伝えしたところ、


「おいで」とハウスから出して「スワレ」のコマンドで


アリエルさんは素直に旦那様の左側に座ってアイコンタクト。


訓練をしていた頃を思い出したようで、一回のコマンドで素直に


従いました。


アリエルさんは、大変頭の切れる犬のようで、主導権のせめぎあいを


楽しんでいたのでしょうか?


飼い主さんが主導権を握るとあっという間に譲ってくれました。




今回の3頭は、


・訓練が入っているアリエルさん


・過去の素性がわからないクールさん


・5ヶ月までペットショップで過ごしたバル君


という、様々な経歴のワンコを見ましたが、


どのワンコも「幼少期にプロに飼われていた」か「プロの訓練が入っている」


という過去の片鱗を垣間見る事ができ、私自身がとても勉強になりました。


次回以降、バル君に人間社会のルールを教えながら、飼い主さんの主導権を


アピールしてもらえるような接し方を引き続き頑張ってもらおうと思います。



↓ 「犬は過去をお話できないけど、扱い方一つでわかっちゃうんだ」と

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No title

こんばんわ!abc-dog母です。

ブログでの書き込みやメール等アドバイスで思い出しながら毎日を
過ごすことができるので助かります。ありがとうございます。

親身にアドバイスを頂き、主人もなんとか次回のレッスンまでに「成果があがっているといいな~あ」
なんて少々プレッシャーを感じているようです。(笑)

教えていただいたジャストフィットチェーンが本日届きました~☆
あとはトレーニング用リード待ちで益々?・・・頑張らなくっちゃ~飼い主。。。ですね><

ABCママさんへ

こんばんわ!
文章で残っていると復習しやすくて便利ですね。ブログなので細かい方法は書いていませんが、受講された方なら「あ、あのことだね」ってわかってもらえるかと思って…。メールでの質問も遠慮なくどうぞ~♪

次のブログでも書きましたが、犬が興奮する前兆を観察し、見逃さずに合図を送ってみてください。興奮が小さいうちに芽を積んでいく習慣をつけると散歩が楽になりますよ~。日常生活の接し方も主導権を取られないように頑張ってください。

それでは、だんな様にもよろしくお伝えください。

次回は4日(土)で大丈夫です~♪
プロフィール

CalmDog

Author:CalmDog
札幌市で開業した「Calm Dog(カームドッグ)~飼い主塾~」は、犬ではなく飼い主に向けたドッグトレーニングプランをご提案します。トレーニングは、座学「飼い主学」を学んでから。「犬」という動物を知れば、きっと素晴らしい絆が生まれます。

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