スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ピラニア犬がいるんです…

バーニーズのSORAちゃんのお母さんから、「ご近所にピラニア犬が


いるので相談にのってあげてもらえないでしょうか」と連絡が


ありました。


土曜日の2件目は、その「ピラニア犬」に会ってきました。


SORAちゃんのママの紹介で伺ったお宅は、ヨーキーのMIXを


母犬1+娘犬3の4頭飼っているのですが、


エンジェルちゃんを除いてあと3頭は


別の場所で独立して暮らしている娘さんからの「預かり犬」。


その「預かり犬」のうちの1頭(母犬ちゃん)が「ピラニア犬」


という事です。




※今回は、相談依頼者ご本人の犬ではないので、犬の名前を伏せますね。




「預かり犬」ということは、エンジェルママさんが飼い主ではないので


元の飼い主さん(別で暮らす娘さん)に返したら元に戻ってしまう可能性も高いのですが、


エンジェルママから、「このピラニア犬(母犬)をなんとかしてあげたい」という


願いがありました。


元の飼い主さんに戻るまでの期間がしばらくあるので、


その間に、「ピラニア犬」の扱い方をお勉強したいとの事です。


ご自宅に入ると、「ピラニア犬」を含む4頭のヨーキーmixたちが


一斉に吠えかかります。


どの犬も興奮しながら、私の様子を伺っているので、


私はさりげなくリビングに座りながら4頭を見ていました。



私がカバンを置いた瞬間!


「カツン!」と何かが刺さったような感覚があり、


見ると腕に小さな小さな歯型が~!


ホッチキスで止めたぐらいの小さな歯型。


貫通していないので血は出ていません。


例の「ピラニア犬」が私に攻撃をしてきたのです。


しばらく4頭を観察してから、エンジェルママと犬のしつけについて


いろいろとお話をし、今の「ピラニア犬」の状況を説明しました。


「ピラニア犬」は3頭の母犬でもあります。


母性本能から来る攻撃なのかとも考えましたが、


「ピラニア犬」の飼われていた状況を聞く限りは、


「恐怖からくる防衛本能」のような感じかなぁ。


とりあえず、「なぜ噛むか?」と噛む理由を考えるのは


やめました。


なぜなら、「ピラニア犬」にとっては「噛む事でなにもかもを


解決してきた」
という過去があるようなので、今更、理由を


取り除いても意味がないから。


私が「ピラニア犬」のリードを掴んで、軽く合図を送るとすぐに諦めて


横になりました。


気になったのは、人間が手を動かしたりカバンを動かしたりするたびに


かかってこようとしたり、目をしばしばさせたりする事。


「もしかして、たたいてませんか?」と確認したところ、


噛んだりいたずらしたりしたら、飼い主さんがたたいているかも、


との事。


「ピラニア犬」はしつけもルールも教わらずに育ってきた上に


飼い主さんは叩くことで叱ってきたようです。


「ピラニア犬」は、人間の手を完全に信用しなくなっているようです。


とりあえず、叩く事は一切やめてもらえるようにお願いしました。


さらに、ピラニア犬がまた私を噛もうとした瞬間に取り押さえて、


叩く以外の方法で、「犬らしく降参をさせる方法」をお伝えしました。


幸い、エンジェルママの同居中の娘さんが「私はこの子を怖いと思ったことがない」


という心強い方だったので、このご家族ならできると思います。


そのあと、「ピラニア犬」を含む4頭について「正しい接し方」を


説明し、「主導権」を握るための「お約束ごと」として守ってもらう事に。


説明している間も、私は「ピラニア犬」のリードを離さず、


何か動こうとしたらすかさず「合図」を送って制止させます。


リードがなかったら、もっと噛まれていたかもぉ…(T_T)



「小型犬だから」なのか、お散歩もあまりしておらず、


外に出ても「いやいや」をして歩かないとの事でしたが、


どんなに小さくても「犬は犬」です。


自宅にこもっているだけでは、周りの社会(他人や外の風景)にも


溶け込まず、不健康な精神状態になってしまう…。


1日5~10分でもいいので、エンジェルママと「ピラニア犬」との


コミュニケーションの時間をあえて外でとってもらうように


お願いしました。


私が「ピラニア犬」のリードを持ち、外に連れ出し、


「いやいや」しても「ちょい」と合図を送ってこちらを向かせるように


したところ、実に健康的な歩様でスタスタと歩き始めたのです。


これぞ、犬の本来の姿なのです!


公園に連れて行って、「犬と遊ぶ時間」の作り方をお伝えしました。


1日5~10分だし、同時に外に連れ出せばそれほどの負担には


なりません。


「質の高い散歩」で、エンジェルママと同居中の娘さんとで協力して


「ピラニア犬」他2頭の犬たちを健全な精神状態に持っていけば、


「心に積もったストレス」を取り除いてやれるかも。


エンジェルママの同居中の娘さんが、犬扱いに長けているようで、


「3頭同時にリードコントロール」もマスターできたので、


みんなで一緒にお散歩する楽しさを犬たちに感じてもらえるといいですね。



再び自宅に戻ると、「外遊び」に疲れたのか、「ピラニア犬」は


座布団の上で丸くなって体を休めていました。


これぞ、「疲れた犬」の姿です。


お外で発散させたので、いつもよりもぐっすりと心地よい眠りに


ついてくれることでしょう。


何度も書きますが、どんなに小さくても「犬は犬」です!


テリトリー以外でほどよい運動をして発散しなければ、


イライラが違う方向に向かって


当たり前なのです。




ピラニア犬を含むどの犬も、「他人に対する恐怖」が強いので、


「安全地帯」を作ってそこで休ませる「ハウスレストトレーニング」を


すぐにでも始めてもらえるようにお願いしました。


「ピラニア犬」の娘2頭は、ハウスにいれるとすぐに穏やかに


なれるのですが、ピラニア犬だけは、ハウスに入ると大騒ぎするので


今までいれていなかったとのこと。


つまり、ピラニア犬は「怖い!」といつも感じているのに、


「安全地帯」さえ与えられず、恐怖と戦っていつも震えて過ごしていた


ようなのです。


※後で電話で確認したところ、お散歩で疲れて後はハウスで

大人しくしていたそうなので、疲れとのバランスがうまくいけば

ハウストレーニングもすぐにできそうな予感がします。




ところが…




私が帰ろうとカバンを持った瞬間に、「ピラニア犬」の恐怖心にまた


火が付いたようで…。リードを掴む時間もなく、足の甲に「カツン」と


歯を当てました。すぐにリードを掴んで「犬としての降参」をさせて


落ち着かせましたが、今度は「ピラニア犬」の持病の発作が出てしまい、


しばらく痙攣が続きました。


いやぁ、びっくりしたぁ。


娘さんが「時々、発作を起こすのですが、しばらくすると普通に戻ります」と言い、


まさに、しばらくすると何事もなかったかのように私から離れていきました。


「ピラニア犬」にとっては、今まで与えられなかった「ルール」に


反抗してみたり、興奮してみたり、一生懸命戦ったのでしょう…


今まで、小さな体で必死で「怖いよう!嫌だよう!」とSOSを送ってきていたのかと


思うと、健気すぎてウルウルきてしまいそうです。





これまでも、何人も噛んできたらしいのですが、


最後にもう一度エンジェルママさんに電話をかけて念押しをしました。


とにかく、これ以上、「ピラニア犬」が噛む状況を作らない努力を


して欲しいと。



ピラニア犬に、「噛む」という不健全な行為を忘れさせて欲しいのです。


「噛むことで恐怖から逃れてきた犬」なので、噛む事そのものを


やめる事は難しいのですが、「噛む事をコントロール」することは


可能です。



・日頃からハウスという安全地帯を作る事。


・在宅中でもハウスで休む練習を繰り返しておくこと。


・来客時にリビングに出す場合は、リードをつけて「合図」を送り、

恐怖の呪縛から解放してやること。


・来客が動く瞬間が怖くて攻撃するようなので、来客が来るときや帰る時に

ハウスに入れて見えなくしてやること。


・来客前にお外でストレスを発散させて疲れさせてやるのも大事です。


・そして、正しい接し方で「主導権」を犬から奪い取って、飼い主さんそのものが

頼れる「安全地帯」になってあげてください。



たくさんの課題を、エンジェルママさんと同居中の娘さんにお願いしましたが、


一番大切なのは、「ピラニア犬」が今後人間を噛む行為をしない環境と


噛まない精神状態を作ってやることです。


6年にわたってルールのない生活をしてきた犬なので、時間はかかりますが、


「もう震えなくていいんだね」って、他人の前でも笑顔を見せる時が


来るまで、頑張ってください。




エンジェルママさん&同居中の娘さん、何か不安な事や疑問があったら


いつでも連絡してくださいね~!



P.S.

今回の「噛み付き犬」は超小型犬でしたので、口輪などの対処をしていませんが、

体の大きな「噛み付き犬」の場合は、事前に口輪の用意をしておいてもらえると

助かります。



↓「噛む理由」を考えるより、「噛む環境・精神状態」を取り除くのが大事ね。
と思ったあなたはクリックを!

にほんブログ村 犬ブログ 犬 訓練士・ドッグトレーナーへ
にほんブログ村









スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

飼い主さんもわんこも辛かったでしょうね。

今後どのように変化するか楽しみです。

ひでよしママさんへ

一番辛いのは、「どうしていいかわからない」と叫んでいるピラニア犬です。預かり先の娘さんが素晴らしいリードコントロールを見せてくれたので期待しています。

No title

読んでてなるほど~なるほど~と
他人事ではないんです(´Д⊂グスン

うちにも実は隠れピラニア犬(ベリー)がいます
きなこが来てからは、齧る状況を作っていないので
被害者は出てませんが・・・
以前は、数人の犠牲者が・・・(´;ω;`)


毎回大変お勉強日なります
うちも今月中に一度お願いします○┓ペコリ

ぷーこさんへ

こんにちわ。え?ベリーさんはピラニア犬だったのね…。アークかと思ってました。主導権の握り方はきなこさんときと同じですが、できれば復習を兼ねてダックスバージョンもやってみましょう♪今月はまだ予約が入っていませんので、日程を決めて行きますね。
函館から戻ったのね♪
プロフィール

CalmDog

Author:CalmDog
札幌市で開業した「Calm Dog(カームドッグ)~飼い主塾~」は、犬ではなく飼い主に向けたドッグトレーニングプランをご提案します。トレーニングは、座学「飼い主学」を学んでから。「犬」という動物を知れば、きっと素晴らしい絆が生まれます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。