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犬を信じつつ信じないでください

いきなり変なタイトルで始まる今日のレッスン記録です。



この広い北海道で、遠方から「飼い主塾」の受講を希望してくださった


ゴールデンの北斗君のママさん。


ご自宅があまりにも遠い(うちから車で8時間はかかりそう…)ので


とりあえず電話と動画を使った「遠隔カウンセリング」を受講していただき、


北斗君の接し方を見直してもらっていたのですが、


今回、お会いできるチャンスがあったので、リードコントロールを


しっかり伝授してきました。




北斗ママのお悩みは「北斗君の極度の興奮」です。




自宅でもドッグランでも散歩でも、瞬間的に興奮が始まるのです。


中でも一番の悩みは、散歩時に他の犬とすれ違う際に、かなり興奮して


引っ張って暴れまくるとか…


他の犬と接してしまえば攻撃的になるわけではないのですが、


興奮している間は、ママさんが引っ張られて危険なのです。


「遠隔カウンセリング」では、犬が引っ張る際の心理状態などを


お勉強してもらい、ママさんに接し方や心構えなどをお話していました。


さて、いよいよ待ち合わせ場所に到着して、北斗君を見せてもらいました。


リードを持たせてもらい、まずはリードコントロールを生で実践。


「遠隔カウンセリング」では動画で見てもらっていたのですが、


さらに認識を深めてもらいました。


私が北斗君のリードを持った感想はずばり「頭のいい子です」。


リードのちょっとした動きでうまく反応を導けるタイプ。


知能が高く、学習能力にすごれているゴールデン…つまり初心者向きではないのです。


ママさんの動きを鋭く観察しているので、間違ったハンドリングによって


問題行動(←人間にとっての)が発生してしまったのだと感じました。


北斗君にリードコントロールをしてから、実際にうちの犬とすれ違いをします。


北斗ママの息子さんに動画を撮影してもらい、リードコントロールの方法を


撮影してもらいました。


なんせ、遠方の方なので次にいつ会えるかわからないため、


今回のチャンスにしっかりお勉強してもらう必要があったので…。


うちの旦那が、長女犬を連れて近づいてきました。


私が観察しているのは、北斗君の耳や目、尻尾、体のこわばり。


長女犬をみつけた北斗君の耳の形が変わった瞬間に合図を送ります。


合図の回数や強さは、北斗君の緊張感がなくなり私を振り返ってくれるかどうかで


変更します。


北斗君に的確な合図を送っておけば、長女犬が近づいてすれ違っても


北斗君にはなんの興奮も訪れないのです!


北斗ママさんにはその様子をしっかり観察してもらいました。


続いて、ママさんにも合図を入れてもらい、次女犬や三女犬と


すれ違ってもらいます。ママさん、上出来でした!


北斗君の興奮がまだまだ低い段階でママさんの方に集中を向けなおすことが


できれば、何事もなかったかのようにすれ違えるのです。


続いて、協力してくれた巨大なシェパードとのすれ違いです。


北斗ママさん、「もっと近づいても大丈夫!」と声をかけても


ものすごーく遠回りですれ違っていました(笑)。


私は北斗君の体の変化を見ているので、シェパードに対して


興奮しない事がわかっていたので、「2mまで近づいて!」と


指示しました。北斗君は、ちらちらとママの方を見ながらすれ違い成功。


ママさんには、北斗君の心理状態を常にここまで持っていくようにアドバイスしました。


もちろん最初は難しいでしょうが、ママさんがやらなければ北斗君は


変わらないのです。リードコントロールは練習と成功の積み重ねです!


「今日は先生がいるから…」と弱気発言のママさん。


私がいるから北斗君がお利口になっているのではないのです。


ママさんが「頑張ろう」と本気になっているから北斗君はそれに応えているだけ。


その気持ちを持ち続けていれば、私がいなくても大丈夫になるのですよ~。





「犬を信じつつ信じないでください」




今のママさんに必要なのはこの言葉なのかな?


前方から犬が現れた時に、「北斗君が興奮する!」と思い込んでしまうのは


確かに良くないことです。飼い主の不安が北斗君に伝わって興奮を呼び起こします。


まずは、「北斗君は興奮しない!」と信じてあげてください。


ところが、あまりにも犬を信じすぎると、犬の変化を見落として結局興奮させて


しまうことがあります。


「北斗君は興奮しない!」と信じつつも、コントロールポイントを押さえて


合図を送ることだけは絶対に忘れないでください。


矛盾しているかもしれませんが、前兆を見逃しやすい飼い主さんの場合は


合図を悩んで遅れることが多いので、信じつつも信じないで準備することが大事。





シェパードさんの協力のあとは、他にたくさんいた犬たちの横を


どんどんスレ違います。


とにかく気をつけて欲しいのは、「興奮の前兆を見逃さないこと」。


少しでも悩んだら合図を送ってしまうこと!


ママさんには、「北斗君の耳を見て!」と指示を出しました。


小道の両脇は犬だらけ。その真ん中をママさんと北斗君が


堂々をすれ違っていきます。


少しでも北斗君の体に変化があれば、「今です!合図」と声をかけながら


後ろをついて歩き、その様子を息子さんが撮影します。


一番大切で、一番難しいのは、「北斗君の変化を見逃さない事」なのです。


興奮してしまってから止めるのではなく、興奮の前兆で止める事を繰り返せば


北斗君の興奮を肯定してきた生活にピリオドを打てるはず!





徹底的にすれ違いを経験してもらったあとは、北斗君にとって正しい散歩と


日々のトレーニング方法を説明しました。


北斗君はとても訓練性能が高いので、「リードとおやつ」を使って


左側について歩く練習を遊びながら身につける方法をお伝えしました。


遊んでいる最中に興奮度合いが上がったら、リードで興奮をストップさせる


練習にもなるし、北斗君は頭を使うので気分もリフレッシュできるはず。


これも動画を撮影しておいてもらい、日々の散歩に取り入れてもらうことに


しました。


最後に、飼い主主導型の犬同士の挨拶のさせ方と、


挨拶後の犬のあるべき姿を見てもらいます。


挨拶後の犬のあるべき姿は「仲良く遊べるようになること」ではありませんよ。


お互いを認識したあとは、「無関心」になれることが大事なのです。


北斗君はすでに大人の犬です。


「無関心」という紳士的な振る舞いができる年頃なのです。


ママさんが北斗君に正しい挨拶をさせてしまうと、北斗君も


うちの犬もお互いに目を合わせることなく穏やかに佇んでいました。


そう。この態度が理想です!


レッスンの後、北斗君はとても穏やかな様子でママさんの隣に座っていました。


今回、私は一度も北斗君が興奮する様子を見ていませんし興奮させていません。


試しに興奮させることで、北斗君の興奮を肯定してしまうので、


実際に興奮する様子を見る必要がないからです。


犬に「試し」はしてはいけません。


信じつつも信じることなく、常に先読みして対応してください。


ママさん、息子さん、北斗君。遠方からのレッスン、お疲れ様でした~♪


経過報告メールを送ってくださいね♪


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No title

うぬぬぬぬ(*ノωノ)
これは、うちにも当てはまりますね!

こーる君は大丈夫!を呪文のようにつぶやいて…

実は
先生に教えてもらった
新☆リードの持ち方

すごくいいかも。。。

もうちょっと試して、また報告します(o^―^o)

ともさんへ

こんにちわ~!
先日のお散歩時に柴犬に興奮したのを覚えていますか?実はあの時、コール君が興奮のシグナルをすでに出していました。「危ないな」と思いつつも観察していたらやっぱり興奮!で、あの新しい持ち方ですが、あれは、犬のためではなく飼い主さんがすぐに対応する習慣をつけるための方法です♪コール君は「Jの字」のままで歩けるようになってきたのですが、シグナルを見落とすとまだまだスイッチが入りやすいので、「常にスイッチOFF」ができるのが、あの新しい持ち方なのですね。あの習慣を続けていくうちに、犬の中に新しい習慣ができると考えています。

コール君、百福君、北斗君の散歩時の興奮は、習慣化しているものなので、その習慣を断ち切りましょう♪まだ若いんだから絶対に大丈夫だよ~!

No title

はじめまして。
時々読ませていただいてます。
コントロールポイントや合図の仕方というのはレッスンで教えてくださるのですね?一人で申し込むのはちょっと不安だけど一緒に申し込む犬友達もいないし。ガン吠えに悩んではいるのですが・・・。
おかしなコメントですみません!こういうところに書き込むこと自体勇気がいりました。

もこもこさんへ

はじめまして~♪勇気あるコメントをありがとうございます。

飼い主塾では、飼い主さんと愛犬との関係を見ながら、リードコントロールのやり方をレクチャーしていますよ。ブログに詳細を書けないのですが、受講された方ならわかるようになっているので…。

ガン吠えは散歩の時でしょうか…?
いきなり受講が不安でしたら、ホームページから簡単なメール相談もできますので遠慮なくどうぞ♪

No title

本当にありがとうございました。
あんな大きな犬達とすれ違えたのは 夢をみているようでした。

あとは 練習のみですので 心を鬼にして
やってみます。
報告しますので 宜しくお願いします。

沢山の協力があって 実現した授業でしたので
無駄にならないようにがんばります。


北斗ママさんへ

先日はお疲れ様でした。そして、色々とありがとうございました♪

コントロールポイントを外さず、早めで的確な合図で、絶対に諦めないことが大事です♪当日はママさんが「本気」だったので北斗くんにばっちり通じていましたよ。あの「本気」を北斗君にぶつけてあげてください。「可哀想」とか「これぐらいでいいかな?」だと通じないのが犬という動物なのです。成功を重ねることで、いつか北斗君の悪い習慣が断ち切られて他の犬を無視して素通りする時はきますよ。絶対に!

また報告してくださいね~!

はじめまして(^^)

 北斗君のラン友、バーニーズのアイガーと申します<(_ _)>

 北斗君の興奮にママさんが悩んでいる姿を身近に見てました。確かに、北斗君はオラオラ系?笑顔満開なんですけど、なにせ勢いがあるので・・・(^^;;; アイガーは北斗君が来ると、未だに緊張してます。

 ランで私たちが北斗君に接する時に助長させてしまってたのかなぁ~(TT)と、反省をしつつ、拝見させていただきました。
 北斗君はすごーく賢くて、嬉しい気持ちをストレートに表してくれる仔。私たちは微笑ましく感じますが、実際コントロールをしなければいけないママさんの苦労たるや・・・。

 今度ランで北斗君とママさんに会えるのが楽しみになりました♪
 また読み逃げに来ます。

No title

なんだか下のコメント見てたら、うるうるしてきました~

みんなたくさんの愛を持って育てているのが伝わりますね、
正しい対応でもっと楽しくなれるといいですね。

ヒデヨシは興奮しないけど、すれ違う犬が興奮するかもと思い
避けてしまうのもよくないのかな~と思う今日このごろです。

うちも実際に見て欲しいな~

まゆみぃさんへ

はじめまして。
北斗君のお友達さんなのですね。もし、北斗君が興奮しながら突進してきたら絶対に声を出さず背中を向けて無視してあげてください。ママさんが北斗君を制御して落ちついたら、ママさんとだけ会話をして、常に北斗君の存在がなかったかのように振舞ってあげてください。北斗ママに犬同士の挨拶の仕方を伝えてありますので、みんなで協力してあげると良いと思います。
オラオラ系の北斗君は興奮を肯定されて生きてきたので、犬同士の会話ができていないだけなのです。突進してしまうのは、相手の犬の声が聞こえないからなのです。
実際に北斗君に会ってみて感じたのは「本当に頭の良い犬」。ママさんよりも先読みして行動しているのですね。まゆみぃさんのようなお友達がいて北斗ママさんは幸せですね♪

ヒデヨシ母さんへ

みんな自分の犬を愛情いっぱいに育てている事を、この仕事を通じて感じています。思い込みで犬を判断するのではなく、犬の本当の声に耳を傾けることで、正しい付き合いができると思います。私はその橋渡しをしてあげたいと常常おもっています。

ヒデヨシ君は興奮をしない犬なので、その状態をキープしてあげてください。他の犬だけでなく、他の人間に対する興奮もです。興奮はコントロールできるはず!私もヒデヨシ母に直接会ってみたいなぁ。
プロフィール

CalmDog

Author:CalmDog
札幌市で開業した「Calm Dog(カームドッグ)~飼い主塾~」は、犬ではなく飼い主に向けたドッグトレーニングプランをご提案します。トレーニングは、座学「飼い主学」を学んでから。「犬」という動物を知れば、きっと素晴らしい絆が生まれます。

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